『飛龍の拳』シリーズは、異種格闘技ゲームの先駆的作品として知られています。アーケード用『北派少林 飛龍の拳』(1985年)の移植作として1987年に発売されたファミリーコンピュータ版では、対戦格闘に加えて横スクロールの道中ステージを盛り込み、冒険と格闘を融合させたゲームデザインを実現しました。
シリーズの最大の特徴は“心眼システム”で、プレイヤーと敵の体に表示される円を狙って攻撃・防御することで、部位ごとの駆け引きを演出します。ダメージを倍増させる青い円や、ラッシュ攻撃、秘孔攻撃などの特殊なマークが戦況を左右し、ガードと攻撃を繰り返してKOゲージを溜めると必殺技“飛龍の拳”を放つことができます。
シリーズを重ねるごとに、変身や法力などの新要素が加わり、複数のプレイアブルキャラクターや対戦モード、RPG風の成長システムが導入されました。家庭用ゲーム機の進化に合わせ、ファミリーコンピュータからスーパーファミコン、NINTENDO64、携帯機まで幅広く展開されました。日本国内だけにとどまらず、北米では『Flying Dragon』や『Flying Warriors』のタイトルでリリースされています。













